直近の記事では、企業/業界研究とは?という事について紹介しました。今回は、では実際にどの様なソースを使えば情報を得られるのか?という点について、一般的な方法をカテゴリ別にそのメリットや注意点なども含めてまとめてみます。個人的なお勧めツールもご紹介していきたいと思います。以下は、情報ソースの信頼性・信憑性の高い順に解説していきます。 1) OB/OG訪問<メリット> ■良い面/悪い面の両方を知ることができる:会社主催の説明会や公式HPでは言わずもがな会社にとって不都合な情報は排除されており情報が偏りがちですが、一対一の社員訪問では悪い面も含めて聞き出し易い点がメリットとして挙げられます。(但し、社員が会社から社員訪問の差異にあまり都合の悪い情報を言わない様に釘を刺している場合も有ります) ■"生"の情報を得ることができる:第三者の人伝ての情報よりも、実際にそこで仕事をしている社員から聞く事で、具体的な仕事内容や会社の雰囲気など、実態的な"生"の情報を得ることができます。 ■社員からの評価次第で選考に有利に働く"可能性がある":会社に対して社員から面談内容のフィードバックが上がる場合、もし良い評価を得ることができれば、人事の記録として残るため、多少は選考を有利な状態で進める事が出来る可能性があります。また、その評価内容に関わらず、社員訪問した実績がある事だけでも、その企業に対する志望度や興味度の高さは示す事ができます。 <注意点> ■内部の人間だからこそ客観性に欠ける可能性がある:逆に会社内部の人間であるからこそ、客観的に会社や業界の事を見れていない可能性がある点には注意が必要です。どうしても社員も自分自身が働く会社の事は多少持ち上げたくなるという人間の心理が働くという点は留意しておかなければなりません。 ■複数の社員に会わないと会社の全体的な事は分からない:いくら社員と言っても、基本的には大きな組織の中の一人であり、同じ会社でも部署や役職/年次によって雰囲気や目線が異なるため、一人だけを見て判断せずに、複数の社員に会って総合的に判断する事が必要です。またその社員の年次や役職から想定される視野に合わせた質問をするように注意が必要です。例えば、入社1、2年目に会社の経営戦略や方針の話を聞いたとしても、そもそもそういった経営の話について日頃から考えている立場になかったり、そういった目線が身に付いていない為、求めるような答えが返ってこない場合があります。 ■社員からの評価次第で選考に不利に働く"可能性がある":先程は有利に働く場合について申し上げましたが、逆も然りです。どれだけ数をこなそうとも、あまり良い評価が得られていない場合はその評価が会社側にとって先入観となり、真逆に働く可能性もある点に要注意です。特にメールの文体や内容、実際に会う時の言葉遣い、身だしなみ/振る舞い、こまめな連絡、訪問後の御礼メールの有無など、社会人として最低限守るべき基本動作やマナーには注意を払い、「第一印象」で躓く事の無い様にしましょう。ちなみに、社会人側から見て、訪問前日もしくは当日に事前にリマインドを貰えると、「この学生は丁寧だな」という印象を抱きやすく、好感度は上がりやすいです(必ずしも全員が送ってくるわけではないので)。 なお、OB/OG訪問の中でも以下の4パターンがあります; 1) 公式な社員紹介 企業が採用ページにエントリーしている学生に対して公式に社員を紹介する。基本的には、企業が手間を掛けて公式に社員を紹介する以上、その面談内容は社員から企業側へフィードバックされる(点数が付けられる)ため、社員に与える印象はその後の選考に影響を及ぼす可能性がある事に留意が必要です。 2) 個人的な紹介 大学の先輩など知人を経由して訪問する。信頼の置ける本人への訪問、若しくは第三者が間に入っているという事で、信頼性は最も高く、実態や本音などの話が最も聞きやすいです。が、逆にやり取りに私情が間に入りやすいという側面もあり、入手する情報の客観性に欠ける場合もあります。 3) キャリア支援機関を活用する 大学のキャリアセンターへ相談したり、卒業生等のデータベースに掲載されている連絡先へコンタクトする。既に異動していたり転職している等で、登録した時点での連絡先が既に古くなっている可能性もありますが、大学の後輩という事であれば社会人側も丁寧に対応してくれる可能性が高いです。 4) OB/OG訪問アプリ OBvisitsやmatcherなど、OB/OGと就活生の間のマッチングアプリを経由して訪問する。身近にOBやOGが居ない学生や、地方の学生でも気軽に社員にコンタクトできるため、近年人気となっています。但し私的利用がベースであり、また共通のコミュニティが無い(=ほぼ他人)の場合が多い為、こういったアプリ絡みの事件も多く、社会人とは適切な距離感を保つ事に注意が必要です。 ご自身の状況に合わせて、利用できるものをフル活用して訪問をされればよいかと思います。ちなみに、社員一人だけでも訪問できてしまえば、その社員にお願いをしてまた別の社員を紹介して貰える事もあるので、気になった企業があれば積極的に様々な部門・年次の社員に訪問してみるのがお勧めです。 2) 会社説明会<メリット> ■限られた時間で企業の魅力をコンパクトに知ることができる:何より会社説明会に参加する事の良さはこれだと思います。自分で一から調べものをすると多くの時間が必要になりますが、大まかな概要など一般的な情報は説明会で効率的に得ることができます(時間の節約)。 ■社員の雰囲気を掴むことができる:説明会で登壇する社員(主に人事担当者になると思います)の人柄や話し方から、多少は会社の雰囲気を掴む事できます。 ■企業に対して質問ができる:基本的に説明会の大半は企業側からのプレゼンがメインになりますが、多くは質疑応答の時間も設けられているはずですので、説明会の内容に関してさらに聞きたいことがあれば質疑応答の時間で聞く事ができるはずです。多くの学生もいて聞くのが恥ずかしい、という気持ちもあるかもしれませんが、少なくとも質問をすること自体は決して悪い事ではなく、むしろ多くの学生の中で人事から顔を覚えてもらうチャンスだと捉えて質問をしてみるとよいと思います。但し、たとえ気になっている事でも説明会で話が合った内容以外の話について質問をする場合は、「今なぜそれを聞くのか?」という印象を与えてしまう可能性もあるため、あくまでTPOを弁(わきま)えつつ、終了後に直接聞きに行くなどした方がよいかもしれません。 <注意点> ■見方が偏ってしまう可能性がある:先日の『「会社説明会」を確実に無駄にしない方法』でお伝えした様に、あ説明会はあくまで宣伝活動の場(企業のCM)であるため、都合の悪い情報については基本的に触れられる事はありません。説明会での企業のアピールに踊らされて自分の視野が狭まってしまう事の無い様に注意する必要があります。(特に商社は「憧れ」先行型で志望する学生が多いため、要注意です) ■実際に足を運ばなければいけない(時間を使う):前述の通り、効率的に情報は得ることができるものの、実際に足を運ぶというのは途中の移動時間も含めて時間が拘束される事は間違いありません。手間と時間を掛ける以上は、行く必要がある/ない説明会やセミナーを自分で選別した上で、行くからには確かな収穫を得よう、という意識や心掛けが無いと、時間を無駄にしてしまいます。これも『「会社説明会」を確実に無駄にしない方法』の記事で紹介しましたが、事前チェックリストの作成が役に立ちますので、参考にして頂ければと思います。 3) 企業公式採用ページ<メリット> ■浅く広く、情報が手っ取り早く分かる:言うまでもなく、説明会の様に足を運ぶ必要は無く、サイトにアクセスするだけで、募集要項や、事業内容などの概要紹介を手っ取り早く得ることができます。近年は、企業によっては事業紹介の映像や社員のインタビュー記事、社長メッセージなど、内容が充実しているものも多く、足を運んで行かなくても採用ページで得られる情報が沢山あります。 <注意点> ■(説明会と同じく)見方が偏ってしまう可能性がある:こちらも説明会と同じく、企業の宣伝用の情報ですので、都合の悪い情報は掛かれていません。 ■詳細の情報に欠ける:基本的には浅く広くカバーしている内容になるため、細かい情報までは記載されておらず、これによって得られる理解は限定的になります。 ■(説明会とは異なり)質問ができない:あくまで企業側からの一方向的な情報発信ですので、説明会とは違って質問の場がないため、ここだけでは理解を深めることができません。 4) 企業公式投資家向けページ(IR資料)こちらは先日の記事『就活解禁、何から始めればいい?』でも紹介しましたが、改めて整理していきます。復習ですが、まず投資家向けの公開情報(IR:Investor Relations)というのは、企業価値向上を目指す株式会社として、企業の現状や、今後いかに株主に利益を還元していくか、という事を株主に対して説明する目的で作られた資料で、一般的には株主総会の資料や、決算説明会、決算短信、Annual Reportなどを指しています。 <メリット> ■会社全体の置かれた現状や課題、経営戦略や方向性がある程度掴める:投資家向けの資料では、企業の直近の業績やその分析、事業環境、今後の戦略については大体網羅されています。例えばビール業界や自動車メーカーなどの業界内競争の激しい業界では、競合との差別化戦略についても触れられている事もあります。 ■数字やデータが多いので定量的に実態が掴める:IR資料が就活生向けと明らかに異なる点は、株主(=配当や株価動向に関心がある)向けの説明という事もあり、定量的なデータが豊富である事です。具体的なデータと根拠を以て説明されているため、情報の具体性や正確性は高い情報です。 <注意点> ■定性的な情報が少ない場合がある:株主向けの説明資料であるため、業績に関わる部分、特にB/S、P/L、キャッシュフロー等の財務諸表については具体的かつ定量的に説明されているのですが、それらに関する定性的な説明は欠けている場合があり、財務諸表を読みなれていない人にとっては難解に思えてしまうかもしれません。株主になるわけでもない限り、財務諸表を細かく読み解く必要はありませんが、基本的なデータと定性的な情報には目を通す価値があると思います。 ■会社全体的な話しか分からない:あくまで会社全体としての説明資料ですので、各部門ごとの情報や戦略などの情報は載っていないこともあり、会社全体としての分析に留まり、その中身までは細かく分析できない場合があります。 参考までに、例としてトヨタのIRページに掲載されている2020年3月期の決算報告資料のリンクを掲載しておきます:https://global.toyota/pages/global_toyota/ir/financial-results/2020_4q_summary_jp.pdf 5) 新聞/ニュース(Google Alert)<メリット> ■最新の話題が掴める:何より情報がタイムリーであるという事で、最前線の企業の最新動向が掴めることが新聞やニュースの良い点です。 ■経済全般について網羅されている:特定の業界の専門誌もありますが、日経新聞など一般的な新聞の場合は経済全体について内容が網羅されているため、広く浅く世の中全体の動きを知ることができます。また、最新の時事ニュースから、これを受けて自分の興味のある企業/業界がどういった影響を受けるのか?という疑問に繋がるという点で、自分の研究を深めるキッカケが散りばめられているとも言えます。 ■情報の確度が高い:基本的には噂ベースではなく裏が取れている事実ベースの情報のため、情報の確度は高いと言えます。 <注意点> ■中身は自分で読み解く必要がある:基本的には出来事の事実=表層部分しか書かれていないので、企業の真意や戦略などは、自分で別途読み解かなければいけないという点で、単独で完結できる情報とは言えません。 尚、新聞やニュースについては日々、目まぐるしい速度で新しい情報が出て来るものであり、意識していてもなかなか常にwatchし続けるのは至難の業です。そこで私が就活の際に活用していた(そして実は現在も仕事などで情報収集に使っている)ツールが、「Google Alert」というGoogleが提供するサービスです。以下にて紹介させていただきます。 Googleアカウントさえ持っていれば、好きなキーワードを登録するだけで、登録したキーワードに関連する記事が更新されたら、自分が設定した時間に自動でGoogleからメール配信してくれる無料のサービスです。一般的に大手メディアのニュースはこれで引っ掛かりますので、ニュースを見逃す心配が無くなります。例えば自分が気になっている企業名や業界名(なるべく引っ掛かり易くするために、キーワードは「株式会社」などは省いた名称で登録するのが無難です)を登録すれば、ある程度受け身でも自分の欲しい情報が入ってくるようになるのが大変便利です。 6) 書籍(四季報/業界地図/経済情報誌 など)経済誌などを含む書籍も情報収集には有用なツールです。ここでは主要な例を挙げて解説していきます。 ![]() 『就職四季報』(東洋経済新報社) <メリット> ■多くの企業の細かい就活関連の基本データ情報が網羅されており、ほぼ全ての上場企業が記載されている。 <注意点> ■各企業に関する情報は浅い。 ■文字情報が詰め込まれており、図が少ないので見づらい。 ![]() 『業界地図』(東洋経済新報社) <メリット> ■おおよそ全業界に関して、業界別に業界順位やシェア、各社の関係などが整理されている。 ■図が多用されており、視覚的に理解し易い。 <注意点> ■各企業に関する情報は広く浅い(企業ごとの情報量に関しては四季報の方が網羅的) ![]() 『週刊東洋経済』(東洋経済新報社) 同じ出版社のものばかりで恐縮ですが、こちらも皆さんはオンライン記事などでも見た事があるのではないでしょうか。 <メリット> ■話題の業界の最新動向が分かる。 ■企業や業界の実態や問題点を独自の視点であぶり出している。 ■話題の企業や業界の経営者インタビューや対談等が多く掲載されている。 <注意点> ■記者の主観で書かれる、且つ読者の気を引く様に書かれている側面もあるため、中立性・客観性は担保されない。 企業/業界に関する各種書籍 特定の企業や業界に関する書籍も世の中には多く出版されています。ある程度の時間は掛かりますが、特に気になった企業や業界があれば時間を使って読んでみると、より理解も深まるはずです。 <メリット> ■知りたいトピックや、企業/業界について深く理解できる。 ■企業や業界に対する新たな目線が学ぶことができる。 <注意点> ■読むのにお金と時間が掛かる。 ■どの本を選べばいいかが良いかが判断しづらい。 ■読む価値があったのか、ある程度読み進めてみないと分からない(時間を無駄にする可能性あり)。 ■著書の主観で書かれるため、中立性は担保されない。 7) 各種就活支援サイトおそらく就活が始まって真っ先にお世話になるのが、リクナビ(リクルート社)、マイナビ(マイナビ社)などの大手就活支援サイトではないでしょうか。大手以外では、例えば、外資就活.com(外資企業志望者向け)やunistyle(内定者のESを見ることができる)、みん就(楽天が提供する就活生用の掲示板)等もその例として挙げられます。 <メリット> ■世の中の学生の就活や企業の採用活動の一般的な動向がよくわかる。 ■就活イベントの情報が多く載っており、チャンスを逃さないためにも、とりあえず登録しておく分には損しないと言えるかと思います。 ■最大手メディア(リクナビ、マイナビ、学情 等)であれば、ある程度の客観性と信憑性がある。 <注意点> ■最大手メディアでない場合、掲載記事は学生ライターなどを起用している場合も多く、信憑性は比較的に低くなる。 ■内容はまた多くの学生の知りたい情報を整理した内容に留まるものが多く、基本的には広く浅い。深く掘り下げたものは少ない。 尚、先程紹介した支援サイトの中で、特に「みん就」に関しては使い方を気を付けなければなりません。掲示板というだけあって、匿名が書き込みが可能なため、情報の信憑性が極めて低いです。単なる情報収集、という使い方であればいいのですが、言わずもがな他の学生の選考状況なども書き込まれているので、自分自身のメンタルに影響(焦る、不安になる)を与える事もあります。メンタルコントロールに自信のない方は、不用意に見るのはお勧めしません。 8) 就活系youtubeチャンネル最近はyoutuberがますます話題になる中で、一部の就活系チャンネルも閲覧数を伸ばしています。皆さんも御覧になったことがあるかもしれませんが、Utsuさんch、年収チャンネルなどが例として挙げられます(もちろん、他にも数えきれないほどありますが笑)。 <メリット> ■映像メディアである為、情報がわかりやすく豊富である:動画メディアとして映像情報の強みを活かしており、内容として面白く、また情報量が多いため理解しやすいものが多いです。 ■(顔出ししている場合)信頼性が高い:一部の投稿者は顔出しやキャリアも公開しており、情報の信頼度は比較的高いと言えます。 ■時間を節約できる:映像なだけあってインプットできる情報量が多い為、短時間で理解を深めることができます。 <注意点> ■(顔出し無しの場合)信頼性が低い:顔出ししていない動画については、ほぼ匿名と変わらないため、どうとでも言えてしまう為、内容がある程度過激になったり、信憑性は落ちる傾向にあります。 ■内容が脚色されている可能性あり:情報ソースと言えども、youtubeチャンネルとして閲覧数を伸ばしたいという意向も働くため、エンターテインメント要素がどうしても強くなる傾向があり、面白さ重視であったり、内容が加工されている可能性がある点に留意が必要です。 8) 友人(就活生)情報源の中でも一番身近な人間は、やはり親しい友人になるのではないでしょうか。特に同じ就活生として苦悩を共にする同期は、お互いに刺激し合える側面もあり、就活を乗り越えるにあたり大きな助けになる事もあるはずです。が、信頼のおける人間だからこそ注意する必要もあります。 <メリット> ■自分をよく知っている上で、忖度無くアドバイスや情報を提供してくれる:これは皆さんのご友人との関係性次第な部分もありますが、自分をよく知っている友人は一般的に忖度無く意見やアドバイスをくれるでしょうし、自分の気付かない視点からアイデアをくれる事も多く、非常に心強い味方になるかと思います。 <注意点> ■客観性や信憑性は低い:誰の情報であろうと、それが人伝ての情報である場合は、その都度、都合の良いように内容が加工されている話がほとんどであるため、客観性や信憑性は極めて低いです。親しい友人の話であっても、敢えて話半分で聞く姿勢が必要です。 ■ライバル意識が健全な関係性を妨げる事がある:同じ苦悩を共にしていると同時に、時にはライバルであるという意識が出てくる事もあると思います。あくまで選考するのは企業側であり、狭い身内で争った所で仕方ないのですが、時にはそれが健全な友人関係を妨げになる事もあります。 9) 一般サイト(とにかくググる)、SNS(twitter/fb)信頼度の順番で言うと最も下にくるのがこちらです。ただ、信頼度が低いからお勧めしないかと言うと、実は逆で、皆さんには徹底的に「ググる」と言う事をお勧めしたいと思います。
<メリット> ■情報のバラエティに富む:色々な人が色々な視点から書いた色々な情報が得られます。とにかく情報量は多く、何かしら考えるキッカケになったり、示唆を与えてくれる事は多いです。 ■大量の情報に目を通す事で、自分なりの判断基準や物差しを手に入れる事ができ、情報選別する力が身に付く。 <注意点> ■内容の客観性や信憑性が高いものも低いものもとにかく沢山ある為、よくよく吟味しなければ鵜呑みにしてしまい自分自身をミスリードするリスクがある。数をこなして選別する力を鍛える事が重要。 私自身、就活当時に一番情報収集で多くの時間をかけてやっていたのは何よりも"ググる"という事でした。特に「何が分からないのかも分からない」という就活初期の段階にはお勧めしたい方法です。なぜかと言うと、まず初めの段階で多様他種の情報に触れない限り、自分なりの物差し=情報を選別する力が身に付けることは非常に難しいからです。出来る限り最初の段階で、多くの人の、多くの意見や情報、アドバイスに目を通して、色々な立場がある事を知ることで、その中から自分自身の判断基準や物差しを作り上げる、という過程が大事だと思っています。 当然ネットなので、正しい情報も間違っている情報も沢山あります。が、間違っている情報が多いから信憑性の高いものにしか目を向けないというのは筋違いだと私は思っており、間違っているかもしれない情報も、山ほど存在する情報の中の一つだという位置づけとして見れる様に、情報の不正確さに対する「耐性」をつける事で、自分なりの判断基準も徐々に養われるはずで、その判断基準こそ、就活がある程度進んできた段階で確固たる自信に繋がっていくものだと考えています。 今回はここまで合計9種類に分けて、情報収集の方法について解説してきました。どの方法にもそれぞれのメリットと注意点がある事はご理解頂けたかと思いますが、あくまで完璧な情報源というものは存在せず、それぞれの特性を自分自身が理解した上で、上手く組み合わせて活用していくのが一番良いと思っていますので、今一度どれをどういった場面で使っていくのか、参考にする一助にして頂ければと思います。 以上です。 SU
1 コメント
10/31/2022 07:44:44 am
Affect poor father figure board. Keep matter you necessary popular ahead and role.
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